medical_pest_ishi
895: 修羅場まとめ速報 21/04/09(金)13:26:51 ID:kv.ot.L1
昭和の終わり頃の話。

小学3年生まで住んでた場所は田舎で、隣の家まで畑を挟んで数百メートル先とか
家のすぐ裏は山だったし、道路も砂利道で舗装されておらず、日中でも車の通りは少ない所だった。
近くには川に沿った緩いカーブがあり、川側はガードレールがあって
覗くと大人でも落ちたら登れない高さだった。
親には「落ちて怪我するかもしれないから行くな」と注意されていたが
澄んだ川に泳ぐ魚やカニを覗きに行くのが好きだった。

ある日、遠出した私達家族は車で夜遅くに帰宅。
母が酔っぱらった父を後部座席から降ろし、なんとか玄関までたどり着いた時に
母からカバンを忘れたから取りに行くよう言われ、車に戻った時に、庭に蛍が飛んでいるのに気付いた。
「川ならもっと蛍が飛んでるかも?」と思い、川に行こうと庭を出ると
川側のガードレールの所に、ビーチパラソルぐらいの木があった。





本日のPICKUP


当時は夜になると、月か家屋の灯りぐらいで街灯もなかったが、シルエットでそれが木だと思った。
幹が細く、川側に少し傾いていて、強い風が吹いたら折れそうな程。
しかし蛍を見るのに夢中ですぐ忘れた。
翌日学校へ行く時に「カーブのところに木があったな」と思って見に行くと
そんなものは影も形もなく、いつものガードレールしかなかったので
「見間違いだったんだ」とその時はそれで終わった。

しかしある夜、なんとなく「川を見に行こう」と思って歩いていくと、あのカーブの所には
以前よりも少し太くなった木があって、その下には人影のようなものが見えた。
人影みたいなものは川側にあって、黒いフードをかぶっているみたいに見えるんだけど
フードからは長く曲がったクチバシみたいな影が出ていた。
中世のヨーロッパで、疫病が流行った時に医者がしていたという、クチバシがついたマスクみたいな感じで。
何をする訳でもない、そこに佇んでるだけなんだけど、怖いと言うより
なんとなく「これ以上見ちゃいけないんだろな」と思ってそのまま家に戻り
それ以来、木も黒いフードの人影も二度と見る事はなくなった。

最近、ネットでマスクの作り方を検索していたら、クチバシのマスク画像が出てきたので
思い出しながら書いてみたけど、よく思い返してみたら
あのクチバシの人影、横を向いていたように見えたが
こっち側見てたらどうだったんだろう?と思わないでもない。

引用元: ・何を書いても構いませんので@生活板104




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2021年06月18日 01:18 ID:shurabamatome

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