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812: 修羅場まとめ速報 2019/03/16(土) 11:54:17.92 ID:a7tbqen4n
ダイヤル黒電話、紙媒体や口伝え情報しかなかった小学生の頃

自習授業で「小さい頃読んだ絵本を持ってくる」という課題があった
引っ越しにより自分の絵本が廃棄されていたため、親の本棚に収納されていたが何度も読んだ大判の絵本を学校に持参した
そして本のせいで自習教室が騒然となったのが修羅場(自習時間のため教師不在)






海外出版のリアル寄りの絵で描かれた 児童向け 性教育の絵本
「男女による赤ちゃんの作り方とお母さんが出産するまで(タイトルうろおぼえ)」

服を着てない男女が描かれていたのでクラスメイトから
「やらしい本持ってきた奴はやらしい星人」と囃し立てられ泣いていたら
両親が医者で成績抜群の女子Aが絵本を読み始めた
「この本は勉強のための本でやらしい本じゃない、真面目に読んで内容を理解したほうがいい」
騒ぐ級友たち相手に整然と諭し、これはちゃんとした絵本だから安心して良いと慰めてくれた

まず女子たちが本を回覧し「これは大人の体のことを書いた絵本だ」「やらしい本とか騒ぐヤツは最低」と冷静になり
その後クラスのほぼ全員が本を回覧し騒ぎが収まった

他のクラスからも休み時間になると「お前やらしい本持ってるんだってな!」と野次馬がやってきたが
絵本だから読んでみて、と貸したら他のクラスでも回覧されてかなりの人数が読んだらしく、「借りたからね」と声をかけに来た子がいた
また、家に持って帰って読んでいたら親に叱られた子もいたらしい

その後「自習時間に騒ぎを起こし、いかがわしい本を他のクラスまで回覧した」と先生に呼び出されたが、Aが同伴して私の釈明に補足をしてくれた
クラスの女子が教師の呼び出しを心配し教員室に押しかけ援護してくれたうえ、回覧されまくりボロボロになって返ってきた本の現物を見せたことで誤解が解けた

さらに親同士の懇親会で「子供に卑猥な本を与えた親」として母親がやり玉に挙がったが、Aの母親(地元医療機関の医師)が
「自分も読んだがまっとうな性教育の絵本です、問題ありません。これから親世代も子供のためにきちんと性教育を考えよう」
と他の保護者を制してくれた
その影響なのか図書館に性教育絵本がズラリと並んだ時期があり、図書館がざわついていたが時間の経過で静かになった

以上、A親子の理性や機転と信用に救われた子供時代の修羅場です

引用元: ・今までにあった修羅場を語れ 41話目




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2019年12月11日 08:34 ID:shurabamatome

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