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187: おさかなくわえた名無しさん 2018/06/02(土) 14:12:13.21 ID:z8/z0UI1.net
高校生の時の話

小学生の頃から付き合いがあるAに誘われて秋祭りに出かけた
会場をウロウロしているとAが人混みの中からおばさんに声をかけた
知り合いのようで話し込んでいた






おばさんの家は会場の近くにあって
神輿やらの行列が見えやすい絶景スポットでAもたまにお邪魔しているらしい
「Aと一緒にどう?」と家に誘われた
Aと一緒なら大丈夫だろうと思い承諾した

徒歩で移動し女性の家に着くと庭に案内された
そこには俺と同い年ぐらいの若者から老人まで20人ぐらいが集まっていた
どういう集まりかよく分からずに適当に話していた

絶景スポットと言うだけあって行列を迫力満点で見れた
行列が終わった後、女性にお礼を言って俺とAは帰り道へ
その途中でAがあの集まりの招待を教えてくれた
全員某カルト宗教の信者だった
Aに勧誘された

Aが信者だったのは知っていた
同じく小学生の頃から付き合いがあるBと3人で遊んでいたときに
Bが某宗教の悪口をAに話した
俺は肯定も否定もしないな態度を取った
Aはそれで俺になら理解して貰えるんじゃないだろうかと思って勧誘したんだろう
それに対して俺は丁寧に断った
Aはすんなり諦めてくれたけどちょっとモヤっとした

188: おさかなくわえた名無しさん 2018/06/02(土) 14:17:44.18 ID:z8/z0UI1.net
翌日、俺は昨日の事は忘れて楽しもう
そう思い数日前にバイト先の店長のおばさんに誘われたBBQに出向いた
肉が食べたい、その一心だった

店長が車で迎えに来てくれた
俺は父親が小学生の頃に死んでいるんだけどその話をやたらと振られた
俺は父親が死んだ事はバイト先の誰にも話していないけど
俺の知り合いが何人もバイト先に出入りするから誰かが話したんだと思う

そしてBBQ会場に到着
また老若男女、様々な人が集まっていた
今日はざっと40人ぐらいだろうか
中には父親の知り合いや母親の知り合いもいた

お目当ての肉をウキウキで食べていると隣にいた店長が笑顔で俺に話し出した
「これ何の集まりか分かる?」
「いやー検討付かないですね。何ですか?」
「(昨日のとは別の)某カルト宗教の集まりなの」

2日連続でカルト宗教の信者との交流である
斜め前に座るおばあさんの目が逝ってるのにも納得した

店長の宗教語りは止まらない
「若い人もいるから吃驚するでしょう?
宗教って言ったらお年寄りのイメージがあるよね」
「俺くんをBBQに誘った時、キラキラした目ですかさず返事したじゃない?宗教に引き寄せられたんじゃないかな?」
肉に引き寄せられただけです

189: おさかなくわえた名無しさん 2018/06/02(土) 14:17:53.64 ID:z8/z0UI1.net
適当にニコニコ相槌打ちながら聞き流していたら時間になったのでBBQはお開き
帰り道は俺の家の近所で母親の知り合いでもある人に送って貰うことにした
車中でまた俺の父親の話を延々とされた
「俺くんのお父さん可哀想だね。拝んで助けてあげよう。苦しくて助けて貰いたがってる」

父親の知り合いがそんな話をしてるならまだ分かるけど、こいつは会ったことも無い
それなのに勝手に死んだ父親の気持ちを決めつけて話してて殴りたくなる程、腹が立った
無事に家に帰れて良かった
俺の同級生も同じバイト先で働いてた
俺より先に働いているのに宗教の勧誘なんて一度もされなかったんだって
俺に父親が居ない事を知って付け込んできたんだろうなって思ったら
余計に腹が立ったのでバイトを辞めた

同級生は離婚して父子家庭
俺には親が死んだ事に焦点を当てていた店長が、
同級生には自分が離婚した事に焦点を合わせて勧誘
同級生はカルト宗教に入ったらしい
まだ入信したままなのかは知らない

191: おさかなくわえた名無しさん 2018/06/02(土) 17:15:30.95 ID:RWwRMzu1.net
>>187

強引に勧誘されたわけでもしつこく食い下がられたわけでもないんならいいじゃん
事前に知らさずに騙した形だったのが気に入らないのかな
その程度の付き合いの友達だったんでしょ
他人に期待しすぎというか若いんだね

192: おさかなくわえた名無しさん 2018/06/02(土) 18:26:34.53 ID:4AfpmcpU.net
>>191

書き方が悪かったなごめん
自分が知り合いに勧誘されるなんて思ってもみなかったからちょっと吃驚しただけだよ
いい奴だから今でもよく遊んでるよ

引用元: ・今までにあった修羅場を語れ 38話目




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2019年01月23日 05:14 ID:shurabamatome

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