395: 名無しさん@おーぷん 2017/12/01(金)16:15:51 ID:Xbm
ふと思い出したので書いてみる。
フェイクを入れているのでおかしな点はスルーして欲しい。長文注意。

俺が小学生の頃通っていた学校が魔窟だった。
魔窟と言ってもDQNが幅をきかせるような暴力飛び交う無法地帯とかではなくて、
人間の嫌なところを掻き集めたような陰湿な小学校だった。






幼稚園→小学校→中学校とエスカレーター式で、
地元じゃ名門扱いのおかげで小金持ちの親はこぞって子どもを入れたがる。
主に教職や弁護士、医者だな。公務員の親も多い。
で、親の影響で選民思想に染まった幼稚園組が小学校に上がってくるわけだ。
俺は小学校から入ったクチだった。
入学当初から幼稚園組がデカイ面をしていることに内心うへぇと舌を出していた。

印象的だったのはクラスメートへの自己紹介に親の職業まで言わされたこと。
上に挙げたような職業を言った奴は良い。
だが、サラリーマンだったり小売系だったりすると分かりやすく嘲笑が上がった。
クスクスって感じで。

ひどいのだと「医者や弁護士が親じゃない子は人間じゃない」とまで主張する奴までいた。
嫌なガキだろ?どこの平時忠だよ。平時忠については平家物語でググれ。
こんなのがしょっちゅうだった。

学年が上がっていくと、イジメられたり不登校になる生徒が出てきた。
一年の頃はサッカー少年って感じだった男子が、
上級生になる頃には手首どころか肩口までリス◯カットしていたのには鳥肌が立った。
赤黒のシマウマみたいだった。
見かねて絆創膏をやったけど足りるわけないよな。
その生徒はしばらくして学校に来なくなった。

四年の時、大怪我して松葉杖をついていた時期があったんだが、
杖をパクられるわ怪我した足を蹴られて階段から落下するわで大変だった。
流石に普段日和見な教師が注意したんだが、相手は全く堪えた風じゃなかった。

一旦切る

396: 名無しさん@おーぷん 2017/12/01(金)16:16:48 ID:Xbm
続き

これでいい加減周りの連中に嫌気が差して、
俺は図書室にこもるようになった。
空き時間を見つけては本を読みふけった。
あんまり本ばかり読むものだから、
年間の読書数が学年トップになって表彰されるくらいだった。
多分一番俺の頭が良かったのがこの時だと思うw
読書仲間もできて、思っていたような学校生活じゃないものの
「これはこれでアリかも」と考えはじめた俺は、小学六年生になっていた。

秋になって修学旅行のシーズンが来た。
行き先は九州の某テーマパークで、仲の良い奴と一緒に遊びまくった。
それなりに楽しんだが、修学旅行から帰ってきた俺達は後日図書室に集められた。
担任は「残念なお話があります」と口火を切り、
ある女子生徒が心無い行為を受けて学校を休んでいると続けた。
俺の読書仲間だった。
彼女は俺のクラスメートに無理やりジェットコースターに乗せられ、
パニックと過呼吸を起こした。
頑なに拒否する彼女を面白がった数名の仕業だった。
犯人は正直に名乗り出るように言う担任だったが、
馬鹿正直に名乗り出る奴なんていない。
何人かがニヤついているのを見た俺は頭にきて立ち上がった。

女相手に何やってんだよ!
人の嫌がることして楽しいか?
やった奴は今すぐ出てこい!

そういう内容を言ったと思う。
ちなみに出てくる奴はいなかった。
隅の方からカッコつけてんじゃねーよって聞こえて、
俺のどこがカッコいいんだ今すげーカッコ悪いぞって悔しかった。

結局犯人が名乗り出ないまま有耶無耶になって解散した。
クラスで肩身が狭くなった俺は、ますます図書室に入り浸った。
図書室で読書仲間に会うことはなくなったが、
学校自体に通ってはいたらしい。
それから数ヶ月して卒業した。
本当にクソみたいな学校だったよ。

先日久しぶりに実家に戻った時に、
小学校の同窓会の案内を見つけて思い出しカキコ。

引用元: ・何を書いても構いませんので@生活板53




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年12月21日 16:14 ID:shurabamatome

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