254: おさかなくわえた名無しさん 2009/07/23(木) 18:50:57 ID:urVHGU7N
Aさんが親戚のおじさんの所に遊びにいったとき、おじさんから奇妙な話を聞いたという。
その話とはおじさんが部屋で眠っていると不意に変な気配を感じ、目をおそるおそる開くと枕元に全身真っ黒でぼやけた感じの何者かが立っていて、男とも女ともつかない声で「お前は今日事故で死ぬ、だから迎えに来た」と言ったという。





おじさんは「待ってくれ、せめて子の顔ぐらいみてみたい!頼む!」と必死に何度も何度も懇願した。
黒い者は「なら、子が生まれしだいお前を迎えに来る」と言い残し、消えてしまった。
と言う話だった。
そして、数ヶ月後おじさんは亡くなった。妻が流産し、それが原因でショックをうけ死んでしまったのだ。
その家には今でもおじさんの魂、幽霊が徘徊しているという。
あの黒い者とおじさんとの約束は「子が生まれ次第迎えに来る」ということだったが、子は流産し、生まれる事はなかった。しかし、おじさんは死んでしまった。
もしかすると、黒い者は死に神で、黒い者は約束を守り、おじさんを迎えに来ることはなくなった。
そのため、おじさんは成仏する事が出来ず、ずっと現世をさまよい続けている、という事だろうか・・・

255: おさかなくわえた名無しさん 2009/07/23(木) 19:11:03 ID:mj7hM7Rl
最後の締めは「とでも言うのだろうか・・・」だと雰囲気が出る

とでも言うのだろうか・・・。

256: おさかなくわえた名無しさん 2009/07/23(木) 19:24:47 ID:XHdgUA1F
子供にあいたい一心で、その精神力で生きながらえていたのだが、
ついに嫁の流産で人生を諦めた、ということかな

引用元: ・怖い話@生活版Part16




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年09月19日 01:14 ID:shurabamatome

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