673: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 01:32:46 ID:oBiC9kHEO
俺達4人は近くの木で雨宿りをしようと、近くの大木に駆け寄ったんだ。
すると、突然、雷が俺達の木に落ちたんだ。
だが、俺はすぐにある異変に気付いた。【友達が居ない】
それと、もう一つ祭の出店でよく出ている金魚すくいが、俺の目の前に現れた。
『金魚すくいをやっていかないかい』
屋台にいる親父が俺に話し掛けてきた。俺はここが、現世(?)では無いほかの空間であることを感じとった。
「いくらですか。」
自分でも何故こんな質問したのか分からない。
『一回やる毎に、君の寿命一年分を頂こうかな。』
まぁ、ありがちなパターンだ。俺は屋台の方に歩いていき、水槽の中を除いてみた。
すると、そこには、3人の顔をした金魚が力無く泳いでいた・・・・
『友達を助けたいんだよね。』
俺はこの世界での役割を悟った。
「網を・・・・下さい」
『はい、一年分ね』
自慢では無いが、俺は結構器用で、こういう神経を使う作業は得意な方だ。
・・・・・・・・
駄目だ、この網、すぐに破けてしまう、まだ2人しか、救えてないのに、60個以上は使った
674: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 01:35:37 ID:oBiC9kHEO
これで、決めなければ!!コイツだけは文字通り【命に代えて】でも、救ってみせる!!
すると、明らかに今までとは違い、簡単に救う事ができた。
「やったッ・・・・」
俺はそこで、意識を失った。
「おい、起きろ。」
「死なないでくれぇ。」
「今、近くの家の人を呼んできたよ。」
「ん・・・・お、お前ら、生きてたのか!!」
「まぁ、俺達も皆30分位前に目を覚ましたんだが、お前だけ中々起きなくて・・・・」
嬉しい、涙が溢れ出す。
「あぁ・・・・そうかぁ、お前らが生きてて良かった、本当に良かった。」
でも、何で俺も生きてるんだろう、寿命は全部使いきったはずだけど。
まぁ、夢・・だったんだろうな。でも、今でも、鮮明に覚えてるな・・・・あの親父と屋台を。
『君はよく頑張ったね、金魚を一匹おまけしよう』
675: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 01:37:45 ID:phh8KM7T0
676: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 09:17:31 ID:deuWi37e0
677: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 11:52:39 ID:iYl+Yonp0
勝手に使われそうなぐらい良いエピソードだ
678: 本当にあった怖い名無し[] 2009/07/26(日) 13:50:44 ID:VDaIsahB0
今はまだ出会わぬ、将来の嫁か?
いずれ生まれる>>674の子供とか。
100歳まで生きるはずだったのが、40代くらいで死んじゃうの?
今いくつかしらないけど。
681: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 14:18:10 ID:phh8KM7T0
普通に考えて筆者自身だろ。
金魚=人生だからおそらく寿命を全うできるはず
682: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 14:23:35 ID:Yxd0IFvM0
684: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/07/26(日) 14:29:10 ID:7h0IdZS/O
まず673は30分以上目を覚まさなかった、つまり本来はそこで死ぬ予定だったんじゃない?
平均寿命が80歳だとすると80歳-60年=20歳、つまり673は20歳前後で死ぬ(?)
友達を救うため自分の寿命を削ったけれど、最後に金魚を貰った(=自分の寿命)ので生きている。
こう解釈したのは自分だけ?
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おまけの1匹は奪った報告者の命だったのかな