945: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/03/09(木) 23:17:45.84 ID:axodJ8Z7.net
高校生の頃、課題の英語のプリントを鋏で切ってノートに貼り付ける作業をしていたところ、どこかで物音がしてふとよそ見をしたその瞬間、
指先に走るこれまで経験したことのないような激痛。少し遅れてノートとプリントの上にぼとぼとと落ちる血の塊。






指先を押さえ、在宅仕事をしていた母に助けを求めた。母は俺の姿を見るなり「きゃーーー!」と絶叫。
その叫び声に寝室にいた祖父母と妹も、ついでに犬まで起き出し、大騒ぎ(父は他界済み)。
祖母が「指先どこいった」と言うので俺は真っ青になりながら「机の上」と言うと、祖父が俺の部屋に走って指先を拾ってきた。
その指先を祖母が傷口にぴたっとくっつけ、オロナイン軟膏を塗ってガーゼの上から包帯をぐるぐる。課題をやってたぐらいだから時間はさほど遅くもないと思うのだが、
痛みとこれまで見たこともない出血でショック状態で真っ青な俺を見て祖母が「今日はもう寝ちまえ」と言うので寝た。
当然、眠れない。

寝不足な翌朝、先生に「こんなわけで」と血塗れのノートとプリントと包帯を見せると、先生は苦笑いをしながら「しょうがないねw」
俺の課題は免除となったw。

切れたのは左手人差し指から深さ数ミリ。爪にもお骨にも達していなかったが、お肉はごっそり行った。友人が心配して「医者行ったら?」と
言ってくれたが、田舎の肝っ玉婆ちゃんである祖母は「この程度で行く必要なし!」。

結局、医者には一度も行かずに過ごし、その後も大過はないが、四十歳になった今でも左手人差し指の先っぽの感覚はない。

まあ、その時物音がしてよそ見をしたのと、普段使っている小さい鋏が見当たらず、でかい裁ち鋏を使っていた俺の明らかな過失。
しかし、一度も医者に連れて行ってくれなかった祖母が衝撃。怪我で吐き気を催したのも初めて。
そんな祖母は緊急車両が大嫌いで、椅子から落ちて脳震盪を起こした時も「救急車だけはやめてくれ」と息も絶え絶えに言っていた。
ちなみに、祖母はいまだ健在。殺しても死にそうにないくらい健康。
いまだにその頃の話が出るが、祖母曰く「医者に行ってもうちでしたのとあんまり変わらないよ」と言う。だが安心感という意味でかなり違っていたと思う。

「その程度の怪我で」と言う人もいるかもしれないが、血も怪我も慣れない俺にはちょっと修羅場だった。

946: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/03/10(金) 01:58:40.39 ID:WnNDUrum.net
病院に連れてけよ婆ちゃん!!

引用元: ・「修羅場」という程でもないけどピンチだった事




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年03月20日 17:14 ID:shurabamatome

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