job_shinbunhaitatsu
536: 本当にあった怖い名無し 2007/10/13(土) 05:56:01 ID:GQcARHt10
埼玉北部K市で新聞配達をしてたことがある。
ときどき不思議体験をしたが、そのひとつを。たぶん怖くない。

新幹線高架沿いのマンションで朝刊を配っていた。
こういった集合住宅では普通上階から入れてゆく。
できるだけ最短となるように、EV、非常階段などをうまく使って、
一筆書きとなるようなルートで走っていくわけ。





3階まで来たとき、上のほうで「カチャン!!」という金属音が響いた。
妙に甲高くてちょっと驚いたんだ。でも早起きしたり夜通し起きてた
読者さんが、投函直後にドアポストから新聞引き抜くことはたまに
あるので、
「早起きなこってす。毎度どーも」
という感じで配達を続ける。

と思ったらまた「カチャン!!」 一瞬からだの動きが止まった。
まぁ、同一物件で2軒くらいまでなら、ごく稀にあること。
「もっと静かに抜けば良いのに。破れるぞ」などと思いながら
続行しようとすると「カチャン!!」「カチャン!!」


537: 本当にあった怖い名無し 2007/10/13(土) 05:57:19 ID:GQcARHt10
・・・・・え?
。。しかもさっきより少し近くないか?
そういえば最上階に入れているのは2軒だった。その下階には数件連続で
入れていた。「カチャン!!」「カチャン!!」

この物件は、いつもうちの新聞が一番早くに入れるので、抜かれる新聞は
俺が入れたもののみだ。
「こりゃあ、住人じゃなくて誰かがいたずらしてるんだな」
事実、そういう前例がある。新聞が届いてないと苦情を受けるのはこっちだ。
ここで待ってて捕まえてやろ。そう思った。「カチャン!!」「カチャン!!」
音の方向からして、完全に俺のルートを追ってるわ。と思ったところで妙なことに
気づいた。俺のルートどおりなら、廊下の両端にある外付け非常階段を必ず通り、
鉄製のそれが絶対に音を立てるはずなのだが、一切しない。ゾワッときた。
「カチャン!!」が真上に来たが、足音・気配いっさいなくしかも速い。「カチャン!!」「カチャン!!」
もしかしてソレ系?と思いつつも、犯人がいるならとっちめたいという職務上の
正義感から我慢して階段の方の様子を見ていると、唐突にこの3階から音がしてきた。「カチャンカチャンカチャン!!」
さっき入れた2軒となりの部屋の新聞が、内部にシュルッと引き入れられるのを見た。それでとまった。沈黙。
住人みんなで俺をからかおうというのか。流れ的に、今俺のすぐそばに何かがいるかも
という予感を拭いたくて、そう考えた。
ふと今俺が入れようとしていた宅の扉(EVの扉と向かい合ってる)を見ると、
両脇に盛り塩と御札らしきものがあって、言い訳が思いつかなくなって
怖くて配達放棄、後回しにして逃げた。

2004年の秋ごろ。日本語へたでゴメン

538: 本当にあった怖い名無し 2007/10/13(土) 07:23:53 ID:cpob8a9P0
こええぇぇ

539: 本当にあった怖い名無し 2007/10/13(土) 07:47:43 ID:CPYnPIDN0
こわっ><;


553: 鬼嫁14歳モバイル ◆14/eye/YP2 2007/10/14(日) 02:32:25 ID:WiLGOoC+O
新聞配達の乞食風情が朝廊下走るの、あれ迷惑なんだよなぁ・・・

561: 536 2007/10/14(日) 09:45:01 ID:XCQ2UXo00
>>553
他人事っぽいけど、いっしょに仕事をする俺ら学生にとっても
そういう人達やだったよ。


K市のバイパス外側は広大な田園地帯で、田んぼと空き地が多く家はまばら、
ぶっちゃけ寂しい。
家が少ないんだから読者も少ないわけで、その分担当区域の面積が広がる。
カブに乗って、AM3:00〜6:00くらいの間に70km以上走りつつ配達しなけりゃならない。
広い分、不気味なところも多くかなり変な体験もした。しかしいずれも俺一人の
体験だから信憑性に欠ける。怖くも長くもないが、目撃者がいる話を。

前述のようにシビアな区域なので、新規や試読の家でもあれば、事前にゼンリンの地図などで
念入りに調べておく。これ大事。現地は大概まっくらだから、頭に地図叩き込む。

その時の新規さんのお宅のまん前に、地図上では寺と林だかなんだかの土地に挟まれた
抜け道のようなものが曖昧に表記されていた。ちょっと怪しいが、これ使わないとひどい
遠回りになるので、とりあえずそこにアタックしてみることにした。

562: 536 2007/10/14(日) 09:50:13 ID:XCQ2UXo00
飛ばしまくって、やっとこさ件のところに。
今いる道と平行に走る道が、寺の向こう側にあって、そんでどうも目当ての家らしき黄色い
明かりが、擁壁っぽいのに挟まれた隙間の向こうに見えた。これが抜け道か。
明かりは他に無くて、道もどうやら舗装されてないみたいで不安ではあるが、
何しろ急いでいるのです。突っ込んだ。
木の枝でも垂れているのか視野が暗くなりはしたがすぐに出た。小奇麗な一軒家に
朝刊を入れ、またカブにまたがろうとすると、ちょっと離れた家の前で、
他の新聞屋が二人(たぶん引継ぎのために順路教えてたんだろ)、面食らった感じで
こっちを見て立ってた。
横を通り過ぎようとするときも露骨にこっちを目で追うので、
「なんかありました?」と尋ねたら、おっさんの方が
「・・・あんたどっから来た・・・」は?

563: 536 2007/10/14(日) 09:50:49 ID:XCQ2UXo00
「市内の○○新聞の店ですけど、何か」
「違えだろっ ほら」
「出身なら東京ですけど」せっかちな俺が答えてると、おっさん指差してる。
その先にあるのは、5、6段積みあがっただけのコンクリートブロックの壁。
おっさん怒ったように「ほらぁ!!」と言い、指差しながら壁に向かってゆく。
どこまで行くんだと見てたら、さっき入れたお宅の前まで歩いていった。
そこで気づいた。さっき通った俺の道が無い。
「は!? あれ? これ!?」
仕事モードのときの俺は、驚きこそすれ恐怖・ショックは薄いので、躊躇せず
壁の向こう側を覗く、貧相な墓だか碑だかがランダムに立ってた。
おっさん「おいやめとけっ、なんか化かされてるんと違うか、さっさと行こうやもう」

お互いどういう状況だったのかを教えあうまもなく二人は去って、俺も仕事モード
だったので特に違和感無く配達続行。飛ばしてる間の事故のほうが現実的に
怖かったので、すぐにさっきの恐怖感は無くなった。

昼間来てみると、墓のほうへの道が半分くらいあるだけで開通してはおらず、
古墳みたいなこんもりした盛り土や、擁壁なんかも無かった。
寺は廃寺って感じで、絶対近づきたくない雰囲気。念のため失礼の無いように
碑などを確認したが、大してヒントになるようなものは無し。
そのお宅は1ヶ月で止まったので助かった。

564: 本当にあった怖い名無し 2007/10/14(日) 12:10:16 ID:Pe7bOlWWO
>>562-563
王道な展開だけどこういうの弱いんだよう(´;ω;`)
ずっと情景想像してたらチビりそうになった…

引用元: ・ほんのりと怖い話スレ その43




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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2016年10月19日 06:14 ID:shurabamatome

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