314: 恋人は名無しさん 2008/09/13(土) 15:18:30 ID:f/PiIJN80
投下。
三年ほど前の話。私は当時大学二年。
親に許され、二年の夏休み明けからひとり暮らしをはじめた矢先の出来事。
夜10時頃にすごいチャイム&ドアを叩き攻撃にあう。
三年ほど前の話。私は当時大学二年。
親に許され、二年の夏休み明けからひとり暮らしをはじめた矢先の出来事。
夜10時頃にすごいチャイム&ドアを叩き攻撃にあう。
おそるおそるドアの覗き穴を覗くと一人の男が・・
とにかく怖くて怖くて、ガクブルってこのことなのか!!ってくらい
震えがとまらなかった。
幸いその時ワンルームの電気を豆球程度につけているだけだったので、
しばらくしたら帰っていった。
怖くてどれくらいチャイムをピンポンピンポンされていたのかは
よく覚えていないけど、かなり長く感じた。
その後泣きながら彼氏(同い年、同じ大学)に電話をする。
と、電車に乗ってすぐ駆けつけてくれた。
翌日は土曜でお互い授業もなかったため、一日私の家で過ごした。
とりあえず一週間ほど俺が泊まろうか、とか彼氏は色々心配をしてくれた。
そして、この日の夜に事件は起こる。
321: 314 ◆XyuZzkzgEs 2008/09/13(土) 16:18:32 ID:f/PiIJN80
夜、ご飯を食べてのんびりしてたところ、またチャイム&ドア叩き攻撃が!!
一瞬にして凍りつくワンルーム。
彼氏が無言で立ち上がり、「お前はここにいろ」的な仕草をし、
覗き穴を覗く。そして、内側のロックを外し、勢いよくドアを開ける。
彼氏は中高、そして大学でもラグビー部に所属していた、所謂ガチムチ。
そして顔もごつくて怖いw
彼氏「何か御用っすか?」
ドアの向こうには、驚いたことに昨日の人とおぼしき男と、その隣に女の人がいた。
男は絵に描いたような気が弱そうな感じで、女は片桐はいりのエラをなくした感じ。
怒りに燃えた顔をしていた。
気弱男「あ・・の・・ですね・・」
はいり「あなた、ここに住んでる女の彼氏?」
彼氏「そうですけど」
はいり「あなたの女が私の男を誘惑しているんですけど、
どういうことなんですか?説明して下さい!!」
彼氏「いやいや・・誘惑って・・ここに引っ越してからまだ二週間たっていないんですけど。」
私は何がなんだか分からなくて、混乱したまま突っ立ってた。
はいり「じゃあこれはなんなんですか!!!」
そう言ってクッキーの缶(中は食べかけ)を突き出す。
一瞬にして凍りつくワンルーム。
彼氏が無言で立ち上がり、「お前はここにいろ」的な仕草をし、
覗き穴を覗く。そして、内側のロックを外し、勢いよくドアを開ける。
彼氏は中高、そして大学でもラグビー部に所属していた、所謂ガチムチ。
そして顔もごつくて怖いw
彼氏「何か御用っすか?」
ドアの向こうには、驚いたことに昨日の人とおぼしき男と、その隣に女の人がいた。
男は絵に描いたような気が弱そうな感じで、女は片桐はいりのエラをなくした感じ。
怒りに燃えた顔をしていた。
気弱男「あ・・の・・ですね・・」
はいり「あなた、ここに住んでる女の彼氏?」
彼氏「そうですけど」
はいり「あなたの女が私の男を誘惑しているんですけど、
どういうことなんですか?説明して下さい!!」
彼氏「いやいや・・誘惑って・・ここに引っ越してからまだ二週間たっていないんですけど。」
私は何がなんだか分からなくて、混乱したまま突っ立ってた。
はいり「じゃあこれはなんなんですか!!!」
そう言ってクッキーの缶(中は食べかけ)を突き出す。
322: 恋人は名無しさん 2008/09/13(土) 16:20:36 ID:LomxUosL0
支援(´・ω・`)
323: 314 ◆XyuZzkzgEs 2008/09/13(土) 16:23:25 ID:f/PiIJN80
彼氏「・・・?私子、なに、これ?」
私「・・・これ、引っ越しの挨拶の時に持ってったやつ・・かも・・」
私の母親はそういうのにこだわる人で、引っ越しの挨拶にって隣の人と真下
の人にクッキーの詰め合わせを持たせてくれたんだ。
隣の人はその後、時々挨拶を交わすから知っていたけど、
真下の人は全然印象がなくて元来、人の顔を覚えるのが本当に苦手な私はまったく覚えてなかった。
つまり気弱男は私の真下の住人だった。
はいり「・・引っ越しの挨拶ぅ!!??」
気弱男「ご、ごめん・・ごめん・・・」
はいり「ちょっと気弱!!!!!あんたどーゆーことなの!!!???」
気弱男がゴニョゴニョ説明するに、要するに、はいりの愛を確かめたかった。
で、そこに少しタイプの私が同じアパートに越してきた。
私にアプローチされているだの、クッキーをもらっただの言って
(しかもクッキーが気弱の大好物の銘柄のものだったらしい。)
はいりに焼き餅をやかせたかったらしい。
昨日、うちに来たのは、はいりに怒られた気弱男が私に誤解だと言ってほしかったためだという。
そして、今日、はいりがついにプッツンし、家に来たのだ。
ごにょごにょごにょごにょ、要領を得ない説明というか言い訳を
気弱が言い終えた後、はいりが気弱に強烈なビンタを食らわせる。
その場に倒れこむ情けない気弱。クワンクワンと回るクッキーの缶。
はいりはそのまま無言で立ち去り、気弱は何度もすみませんすみません、
と謝り、ついに土下座までしだした。
そしてよろよろしながら階段を下ってった。
私「・・・これ、引っ越しの挨拶の時に持ってったやつ・・かも・・」
私の母親はそういうのにこだわる人で、引っ越しの挨拶にって隣の人と真下
の人にクッキーの詰め合わせを持たせてくれたんだ。
隣の人はその後、時々挨拶を交わすから知っていたけど、
真下の人は全然印象がなくて元来、人の顔を覚えるのが本当に苦手な私はまったく覚えてなかった。
つまり気弱男は私の真下の住人だった。
はいり「・・引っ越しの挨拶ぅ!!??」
気弱男「ご、ごめん・・ごめん・・・」
はいり「ちょっと気弱!!!!!あんたどーゆーことなの!!!???」
気弱男がゴニョゴニョ説明するに、要するに、はいりの愛を確かめたかった。
で、そこに少しタイプの私が同じアパートに越してきた。
私にアプローチされているだの、クッキーをもらっただの言って
(しかもクッキーが気弱の大好物の銘柄のものだったらしい。)
はいりに焼き餅をやかせたかったらしい。
昨日、うちに来たのは、はいりに怒られた気弱男が私に誤解だと言ってほしかったためだという。
そして、今日、はいりがついにプッツンし、家に来たのだ。
ごにょごにょごにょごにょ、要領を得ない説明というか言い訳を
気弱が言い終えた後、はいりが気弱に強烈なビンタを食らわせる。
その場に倒れこむ情けない気弱。クワンクワンと回るクッキーの缶。
はいりはそのまま無言で立ち去り、気弱は何度もすみませんすみません、
と謝り、ついに土下座までしだした。
そしてよろよろしながら階段を下ってった。
324: 314 ◆XyuZzkzgEs 2008/09/13(土) 16:24:11 ID:f/PiIJN80
その後、散乱したクッキーを彼氏と二人で無言で片付け、
家に入りなぜか二人で大笑いをした。涙が出るほど笑った。
しばらくして気弱男は引っ越していった。
大家さんの話によると前から、声が煩いとかで、住民から苦情がかなり
きていたらしい。
遅く&長くなってすみません。
支援してくれた方々ありがとうございます。
家に入りなぜか二人で大笑いをした。涙が出るほど笑った。
しばらくして気弱男は引っ越していった。
大家さんの話によると前から、声が煩いとかで、住民から苦情がかなり
きていたらしい。
遅く&長くなってすみません。
支援してくれた方々ありがとうございます。
326: 恋人は名無しさん 2008/09/13(土) 16:28:28 ID:RgPAVDKC0
314のっていうより気弱とはいりの修羅場かもな。
巻き込まれ乙。
巻き込まれ乙。
327: 恋人は名無しさん 2008/09/13(土) 16:31:05 ID:d7VATGyY0
はいりみたいな女ってどうしてことごとく謝らないのばっかなんだろ。
自分は騙されてたから悪くないつもりなんだろうか。
ほんとゴミだなぁ。
自分は騙されてたから悪くないつもりなんだろうか。
ほんとゴミだなぁ。
328: 恋人は名無しさん 2008/09/13(土) 16:32:03 ID:AHOJ1Cp90
彼氏、頼りになるなGJ
引用元: ・◇修羅場◇part64
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