32: 1/3@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 13:14:26.35 ID:M5YkLPbr.net
閲覧注意
子供への暴力表現あります
流血あります
でも全て夢の話ですので、まっとうなツッコミはご遠慮ください

親戚での集まりのあった日、俺(アラフォー)、俺の娘(幼児)、従姉妹(アラサー)、従姉妹の息子(小学校低学年、以下甥)の4人でショッピングモールに食料の買い出しに行ったときのこと。
最初に買った食材を一旦車に乗せた後、甥が今ハマってるカードの出るゲームをするために、モールの3階へ行くことになった。
しかし、1階駐車場から入ったところにあるペットショップで娘が犬のショウウインドウを見始めて動かなくなってしまったため、そこから二手に分かれ、従姉妹と甥だけでゲームコーナーへ行ってもらい、用が済んだらペットショップで待ち合わせることに。
2~30分した辺りで、従姉妹から、甥がカードフォルダーを無くしたとのことで探すので待ち合わせに遅れるとLINEが入った。
甥が持っていたカードフォルダーは俺が与えたもので、今の流行りのカードではなく20年近く前に俺が使っていた、当時の流行りのカードゲームの意匠が入ったパッと見珍しいものだった。
カードのサイズが同じだし、今となってはレアで目立つので甥も喜んで使っていた。

ふとペットショップ近くのガラスの自動ドアから外の駐車場を見ると、件のカードフォルダーと同じカードフォルダーを持った甥と同い年くらいの子供と、ちょっとケバい母親と思われる女性が立っているのが見えた。
子供は、しゃがみこんでカードフォルダーからカードを選んで抜き出して、その作業が終わるとカードフォルダーを近くのゴミ箱に放り込んだ。
俺は、おいおい、そのカードフォルダーの方がレアカード10枚よりも高いぞ、とか笑いながら見ていたが、その親子のところに別の出口から出たと思われる従姉妹と甥が登場。
ケバい母親とその子供に向かって、何かを言っている。
子供のほうは甥に向かって、アカンベーやら何やら甥がムカつくようなことをしている。ケバい母親は従姉妹を見下すような感じでガン無視して立ち去ろうとしていた。


続きます






33: 2/3@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 13:15:13.19 ID:M5YkLPbr.net
続きです


ここで遅ればせながら俺も、甥がカードフォルダーを泥されたのだと気付く。
すげー、まとめで似たようなの見たぞ?とか間抜けなことを考えながらも、ショウウインドウの前に張り付いていた娘を抱き上げて従姉妹のもとにダッシュ(と言っても娘を抱っこしているので、大股の早足程度)で自動ドアに向かった。

そこそこ人通りのある出入口だったが、通行人はかかわりを持ちたくないのであろう、遠巻きに見て過ぎ去るだけ。
俺は自動ドアを抜けたところで、従姉妹からは俺が見えない角度であることを利用し、他人のふりをして近づいた。
俺は、泥親子まで約5メートルくらいに近づいたところで娘を置きながら、「ドロボー!」と叫んでやった。

この距離なら、女子供の足で走って逃げても追いつける!と自信があったのだ。

が、ヤツラすごいぞ。
あらかじめ打ち合わせでもしてあったかのような行動に出た。
別々の方向に逃げ出しやがったwww
一瞬あっけにとられた俺だが、おっさんが女を追いかけるよりは、子供を追いかけた方が変に思われないと判断し(考えてみたらこれだって危ないなw)、娘を従姉妹にまかせて泥ガキの方を追いかけた。

ここでもう一つの計算違い。
おまいら、小学生の全力ダッシュって、どの程度だか知ってるか?
ガチで追いつけないぞ?www
しかもこっちはおっさんなのですぐに息が上がる始末www
相手は逃げながら後ろを振り返り、俺を確認しては舌を出したり笑ったりするほどの余裕っぷり。
あっという間に、建物の角を回り込まれてしまった。
ようやく俺が建物の陰に回り、建物の空調設備などが集中している一角の目撃者もいないようなコーナーで追いついた。


続きます

35: 3/4@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 13:16:47.16 ID:M5YkLPbr.net
続きです カウント間違えたので+1します


さすがガキ。足元が疎かだったらしい。
当日は雨が降ったり止んだりの天気で地面が濡れており、そのためマンホールも滑りやすくなっていたのか、泥ガキは派手にすっころんだ模様。
しかも顔からアスファルトにスライディングしてギャン泣き。
俺は悠々と追いつき、傷を見て差し上げようと、泥ガキの頭を地面に押さえつけた。
おとなしくしていればいいものを、泥ガキさんが暴れるので、顔を地面にこすり付けたまま1メートルほど引きずることになってしまった。
幸か不幸かコンクリではなくアスファルトだったため、鼻がモゲたりすることは無かった。
泥ガキが何か叫んでいたけど、ギャン泣きな上、ガキ特有の語彙の少ないスラングだったので、おっさんの耳にはでうまく聞き取れなかった。
そのあと大雨になったので、地面についた血も流れたんじゃないかな~

泥ガキは顔からは出血していおり、俺は娘が水たまりで遊んで泥だらけになったタオルしか手持ちが無かったので、それを顔にかけて差し上げた。
更に、迷子センターに泥ガキを送り届け、「駐車場で転んで泣いてました」と伝えて(嘘は言っていない)おきました。
タオルは返してもらいました。固まりかけた血で泥ガキの顔に張り付いていたけど、ゆっくりはがすと痛いだろうから、バッと勢いよくはがして差し上げました。


続きます

36: 4/4@\(^o^)/ 2015/03/23(月) 13:17:39.01 ID:M5YkLPbr.net
続きです


俺は急いで従姉妹のもとに引き返した。
今度は人だかりができていた。
どうやら泥母の方は、10メートル程走ったところで転んだらしい。さすが親子pgr
というか、ハイヒール?ミュール?で走るやつの気がしれない。
どうやら排水溝の鉄板に開いた穴にヒールの踵が刺さって転んだらしく、ヒールの踵がきれいに折れていた。
それで、従姉妹を指差し、あいつに押された!とか騒いでいたいたらしい。
従姉妹は雨に濡れないように、自動ドア前の廂から出てなかったけどね。
で、泥母が転んでいたのは、駐車場のど真ん中で、自動車用の通路。
更に屋上駐車場からの出口のスロープ付近だったので、大渋滞まで引き起こしていた。
警備員も来ていて、泥母をどかそうとしていたが、ギャンギャンわめいて暴れるので手こずっている様子。

俺は、ゴミ箱に捨てられたカードフォルダーを回収し、従姉妹と甥にそれを見せながら、帰ろう、と促した。

俺は、泥ガキを助け起こす時に泥ガキのリュックも拾ってあげていたのだけど、偶然リュックの口が開いていて、偶然リュックの中のカードが落ちて、偶然レアカードだけが俺のジャケットのポケットに入るという奇跡が起きていた模様。
帰宅後、そのカードに気づいた俺は、それらを甥に渡し、カードが足りるか確認させた。スーパーレアが増えてる!と叫んでた。
神様っているんだね♪
夢だしね♪

おわり

引用元: ・胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(131)




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2015年05月18日 07:14 ID:shurabamatome

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